2014年6月27日金曜日

作業9日目:嫁入21日目

涼しい午前中に宿題は済ませましょう・・・
今日はフロント廻りを解体します。

カブのお約束、メーターケーブルはステム内を通っています。
フェンダー外さないと抜けないですね。

まずはFホイールを外します。
そこかしこのペンキをブレーキクリーナーとワイヤーブラシで落とします。
ボルトなめたら厄介ですからね。
古いバイクは尚更です。

どうやらホイールのペンキ塗りとFフェンダー造形時にバラしたらしく、シャフトはあっさり抜けました。

が、しかーし・・・
なんでドラム掃除しないんだろ・・・
普通するよなぁ・・・
不思議満載です。

鉄製のメーターギアはしっかり生き残ってます。
良かった!

この辺りのブッシュ類はリフレッシュパーツが出てるので交換ですね。

先人達の情報によると、このフェンダーのスペーサーがもうホンダから純正部品が出ないようなので、ジュエリーボックスに厳重保管します。

ハンドルロックはメインキーと共に交換予定なので外しちゃいます。

Fフェンダー、改めて見ましたが、本当にパリパリに割れてますね。
ガムテープ造形が痛々しい・・・

下側の広がってる部分。
めくってみると・・・

ここはリアルガムテープ造形♪
あっぱれ!です!!!
これには脱帽しました。
よくここまで作ったもんだw

でもどこにでもペンキ塗りたくりは感心できないなぁ・・・
ダンボール造形の熱意をどうして掃除に使えないのかは、謎ですw
ちょっと磨けばこの程度にはすぐなるのに。

午後時間があればペンキ剥離も・・・と思ったけど、ガレージスペース開けられないので本日の作業終了。

そろそろ、どんな感じで仕上げるのか。
具体的にイメージしていかないとね。


2014年6月25日水曜日

作業8日目:嫁入19日目

本日はこの状態からの作業再開です。


夕方からは雨のようなので、フロント廻りとフレームを分離してコンパクトにしちゃいたいところです。
そうすれば室内作業可能になりますからね。

まずは、フレームを寝かすのに邪魔なウインカーを外します。
本来はボルトで取れるはずなんですが、この車両はシーラント固定w
やっぱりやられちゃってるゴムベースをカッターで剥がします。

なにげにこのベースゴム高いんですよね〜。
ヤフオクでリプロ(リプロダクツ)でも4000円くらいしちゃう・・・
 たかがゴムの台座なのに〜。

このバッテリーボックス、錆び付いているのと、現在の12v車とは形状が違うので、そういう構造になってるのかと思いきや・・・

単純にボルトで止まってるだけでした。
ワイヤーブラシで擦って、ドライバーでこじってみたら、あっけなく開きました。
サビが溶接みたいに見えただけだった〜♪

エンジン側は・・・

ここの穴を通ってます。

ステム側は、このガイドを通って・・・

前側に抜けてきます。

さて、メインハーネスが露出して来たので、確認したかった部分を探ってみます。
そもそも、2回に渡ってバラさないでペンキ塗りされたおかげで、ハーネスも2色に着色されていますw。 使いたくないけど仕方なくブレーキクリーナーでペンキを落としていきます。


気をつけながらフキフキしていくと・・・
どうやらこの白い部分が怪しい。

あ!当たりです、かあさん!

ペンキの下から発掘した白いビニールを丁寧に剥がし、ブレーキクリーナーで拭いてみると・・・
噂通り、この時代のホンダ車はメインハーネスに製造年が印字されていました。
これで一応この車体は正真正銘の1965年製であることが確認されました!

続いてメインハーネスを解体していきます。
とは言っても、シンプル構造でしかも繋がってるケーブルの色は全く同じなので間違い様のない親切設計なので、CRCを吹いて一服・・・

50年ぶりなのでかなり締まった感じではありますが、スポスポ抜いていくと・・・
こんな感じで解体完了。

イグニッションコイルはDENSO製。
しかしオレでもこんな古いロゴ見たことないわ〜。

リヤ側に回っているケーブルは合計4本。
ウインカーL・Rとブレーキです。

カブのレストアを試みた方はご存知でしょうが、このケーブル、フレームに溶接されたガイドの中を通っています。
ペンキに蝕まれ固着しているので、ブレーキクリーナーを吹いてまたまた一服・・・

車体右側はウインカー用ケーブル1本なんでまだいいんですが、左側はウインカー+ブレーキ用の3本が固着してるので、ハンガーを解体したものでこじりながら少しづつ剥がしていきます。

本当に少しづつで10分程度格闘して無事抜けました。

ウインカーも右側はボルトがねじ切られていたのでわかりませんでしたが、こんな構造になってるんですね。高ナットみたいなものが付いてました。
しかしここのボルト9mm・・・
中途半端なサイズですね〜w
この9mnのボックス、購入して5〜6年経ちますが、初めて使いましたw

テールランプのグロメットは経年変化で粉砕。

何故か取付ボルトも曲がってました。
新品買ってもいいけど、オリジナルを塗装して使おうかな。

最後の大物、センタースタンドとブレーキペダルを分離します。
どうやらフレームが歪んでいるのか、シャフトが歪んでるのか、単に錆びついているのか、ちょっとやそっと叩いた程度ではびくともしません。

仕方ないので、CRC+放置+ヒートガンで熱してから、ガンガン叩いて無理やり抜き取りました。

そもそも、センタースタンドは骨折により再起不能なので、無しでいきますかね。
なにせ50年前から地面に接してますので、一番劣化が激しいらしく、オークションみてもまともな出品はありません・・・。

ということでようやっとフレーム単品になりました。
コレで室内作業ができるようになります。

次回はフロント廻りを解体します。

2014年6月21日土曜日

作業7日目:嫁入15日目

今日は後廻りを解体していきます。

リヤのシャフトはカブ特有の二重ロックタイプですね。

チェーンカバー廻りのペンキ塗りによる固着が危ぶまれます。


リヤブレーキ廻りもボルトを回していくと、サビと塗装でイヤな感じの発熱をしていきます。 ネジ切らないようにCRCを吹きながら、慎重に取り外していきます。


ペンキ塗りたくりのリヤホイール外れました。
ハブ以外は新品で組み上げ予定なので、後程バラします。

ブレーキパネル内は予想通り50年前の状態。
サビサビです。
ドラムは新品交換予定ですので(互換性があればですが)、ここも後程OHします。

グリスも50年前でしょうね、かなり変色しています。
ホイールダンパーはなんとなく使えそうな気がします。


リヤ廻りバラし終了。

意外な所で以外な発見をしました。
タンデムステップを外した所、オリジナルカラーが確認出来ました。
先人の情報によると、1964年12月発売当時のラインナップカラーは・・・

「C65→ダークグレー・オリーブブラウン」
「C100→スモークグリーン・ビーバーブラウン」

らしいのですが、この車体のオリジナルカラーは間違いなく「スモークグリーン」ですね。資料が無いのでわかりませんが1965年とかの製造なのかも知れません。

とりあえずの清掃をして一時保管。

続いてフロント廻りをバラします。

外しにくいので有名なカブのステムボルト。
先人の知恵を拝借して、ハンドルと取り付けてグルグル回します。

結構なサビなので、イヤな感じの熱が入っていきます・・・
CRCで冷却しながら・・・
ぐるぐる・・・
ぐるぐる・・・

はい!外れました。
もしかすると、普通のステムでフックレンチ使うよりラクチンかもw。

ステムシャフトは綺麗だったし、ステムボルトやこのプラスチックカバーの純正部品が出るかわからないので、厳重保管します。

ステム廻りはなんとなく流用効きそうな気もするので、この辺りもリフレッシュしたいとこです。

2014年6月18日水曜日

作業6日目:嫁入12日目

最近ネコや新しいスマホに心奪われてました・・・
思い出したように作業再開です。
まずはブツブツ塗装だったマフラーを外してみました。

案の定サビで穴が空いてました。
コレも産業廃棄物ですね。

この辺りは全くバラされた形跡無し。つまり50年前の状態かと思われます。
スイングアームもブレーキ廻りも装着状態のまま「奇跡の蘇り」したようです。
まさにキセキですw

ボルト数本外して、ワイヤーブラシで軽く磨くだけで↑この程度にはなるのに・・・

ブレーキスイッチとブレーキアームのリターンスプリングが二重構造になってます。
カブってこんな作りだったっけ?
もっとも前オーナーはこのスプリングの上にもペンキ塗っちゃってますので、50年前の状態なのでしょう。

ステップやらチェンジペダルも外します。
この辺りは、カブ・モンキー・CRFも共通作業なので手慣れたものですw
エンジンを下ろす前に、オイルを抜いておきます。
まさかこのオイルも50年前のものとは思いたくないのですが、真っ黒でした〜♪

オイル抜いている間にジェネレーターカバーを外します。
予想通りボルトが固着していましたが、CRCとインパクトドライバーでなんなくクリアー。

チェーン、スプロケは交換予定でしたが、まだまだ使えそう。


逆側も同じ作業しましたが、頭ナメてしまったので〜

破壊♪
この辺りは、腰下割る時にスタッド入れてやりましょう。

お次はエンジン脱着です。
ボルト3本緩めれば落ちますね。

カインズホームで売ってる園芸用のヤツに乗せてます。
洗うのにも、引きずるのにも便利。
あ!カブとはいえどもエンジンはそれなりに重量があるので、持ち上げる際には注意!

ちなみにハーネスは4本タイプ。
ホンダギボシでガッチリくっついてます。

ということで、エンジン無事に下ろせました。
次回は、リヤ周りをバラします。
ペンキ塗布箇所に苦労しそう・・・。